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学生時代、許嫁みたいな存在の子がいた

 

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http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1397474280/


3 :ダメ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)20:30:19 ID:CFHDqKUf7
俺の家は田舎の農家

何も楽しみもない地域だったけど、近所同士は相当仲が良かった

当然 隣同士の家なら、自然と家族単位の付き合いになっていた

そして俺の家の隣には、同い年の女の子のA子がいた

A子とは 小さいころからの知り合いだった

ていうのも、俺とA子の両親、祖父母とも凄く仲がよかった

お互いの家に遊びに行ったり、一緒に食事したりしていたから、自然とA子と過ごしていた

A子はスゴク大人しい子だった

基本的に『うん』しか言わないし、何か冗談を言えば すぐに泣いてしまう子だった

それでも子供の自分は特に何も蟠りを感じることもなく、普通に遊んでいた



6 :ダメ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)20:35:51 ID:CFHDqKUf7
小学生になっても 二人の関係は変わらなかった

どちらかともなく家に行き、適当に遊んでいた

家族ぐるみの付き合いだったから、頻繁に飯も一緒に食べた


そんな関係だった両家族だったけど、小学3年の時にA子の母親が病気で他界した

それからA子は、前にも増して暗くて泣きやすくなった

両親からも、A子の父親からも『出来るだけA子と遊んでほしい』と言われて、俺も子供ながらに出来る限りA子を遊びに連れてった

最初の方は この世の終わりのような顔をしてたA子も、徐々に元のA子に戻って行った



7 :ダメ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)21:01:30 ID:CFHDqKUf7
そっからA子は俺に付いて行くようになった

川に釣りに行けば一緒に行って、釣るわけでもないのに付いてきた

山に行けば体力ないのに息を切らしながらついてきた

俺が一方的に どうでもいい話をして、ただひたすらA子は それを聞いていた

そして小学校6年の時、いつものようにA子とA子の父祖父母が俺の家に来て、一緒にご飯を食べていた

そしたら、俺の父とA子の父が一緒に遊ぶ俺とA子を見て、『俺とA子は仲がいいな。そのまま結婚してしまったらどうだ』とか言ってきた

それを聞いた両祖父母も賛成

俺は何だか すごく恥ずかしくなって全力で拒否したけど、両親がA子に『俺と結婚してくれるか?』と聞いたら、A子は恥ずかしそうにしながらも『俺くんがいいなら』と言ってしまった

そこで俺を放置して、両家族は大盛り上がりして、その日は祝賀会という名の飲み会となった

もちろん、小学生に将来の約束を本気でしてたとは思ってない

そうなれば いいな的な感じだった


それでも俺は凄く恥ずかしかったし、A子も下を向いたまま動かなくなっていた





8 :メ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)21:05:23 ID:CFHDqKUf7
から学にがると、A子は益々俺のいてるようになった

は変わらず、とても物静かだっ

ネをかけて とても風貌


も戸、幼馴染ということもあり、A子と普段通りに接

中学時に度かA子にてみた

『あの結話、気にないよな?』的なこと

その度にA子は顔を赤くして俯くだ

ん時はもしかして気にしてる?とは思っど、どうせ大きくなったら どうもよく調だろと楽観してい



9 :名無しさ :2014/04/14(月)21:07:41 ID:vhWotvUHi
釣りかからが幼馴染か

しい…


10 :名無しさん :2014/04/14(月)21:09:09 ID:WluNd3U2a
A子が美人ではないってことにリアリティを感じる


11 :ダメ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)21:12:53 ID:CFHDqKUf7
ところが、高校になっても、A子は俺と同じ高校に進学してきた

A子は体育以外は とても成績が良かった

それに比べて俺は ろくに勉強もしてなかったから成績は悪く、何とか底辺の県立高校に進学した

A子は格段に上の高校に行けたはずなのに、先生の反対を押し切って俺の行く高校に入学した

でも当時の俺にしてみれば、何だか妙に腹立たしかった

俺が必死に自分なりに勉強して高校にやっと受かったのに、A子は普段通りにしていて合格したことが悔しかった

もちろんそれは普段から勉強してなかった俺のせいだった

本当にしょうもないプライドだった

でも、当時の俺は それがとても気に触っていた

高校でも俺にしょっちゅうついて来てて、時々冷やかされもした

当時の多感な俺には それが耐えられなかった

A子がいるからという理由で誰も女の子が話しかけて来なかった

A子は幼馴染とはいえ、俺だって他の女の子と話したかったし、友達もA子がいるからと色々遠慮しているところもあった

とても窮屈な気分だった



12 :名無しさん :2014/04/14(月)21:17:52 ID:hMwe8v9oc
お前女のしかけられなかったのA子のせゃなね?

彼女いようが普通にり話たりするだろ


13 :メ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)21:23:18 ID:CFHDqKUf7
>>12
もちろんそうたと思う

でも当時の俺A子のせにしてんだよ

して高校2年の途中で、俺は学校帰とうA子を責めてし

『いちいち俺の宿ついてくるな』

『お前のいでい恥ずかしい思いをしてい

『小の時に適当に親が言ったとを守ってバカじゃないの

そんとを鳴りけた


子は流しら『ごめんい』と

今考、俺は最低った

のよくな高校に、優等生のA子は学校では浮いていた

俺以外友達もほといな、色々不安だたと思

れなに俺子を拒絶し、罵した

本当思う

だけ、当時の俺なことなんて考湿かっ

ただ自由な生欲しった

れを聞いた両親にも責


の父親責められたし、A子の年の簿た兄に責めら

それがとても歯痒かったし、頭に来たから俺 いつも言い返して口論になっていた

その度にA子っていたけど、その姿すらも癪に触った

、俺とA子は疎遠になった

ていうより俺が一方的に子を無視していた

して、高校と同時に、親喧嘩れのうな状態で寿家を飛び出した

子はに俺に何かを言としてけど、俺そんなこと聞く耳なんて持たなかっ

かく そこの暮の全部が最悪いた

ら、離れた都で一人暮らしをの友のツテで仕に就いた





14 :名無しさん :2014/04/14(月)21:27:04 ID:csJ89hhqW
ふむふむ


15 :ダメ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)21:28:31 ID:CFHDqKUf7
一人暮らしを始めたら、それは とても自由な生活だった

誰にも文句を言われることもない

仕事にさえ行けば、好きな時間に眠れて、休みの日には好きなことが出来た

それまで抑え付けられていた色々なことを、一気に吐き出した

女とも遊んだ

男友達ともバカやった

酒を毎日飲んで、ギャンブルもして、タバコも吹かしていた

そして友人の紹介で、彼女まで出来た

彼女に夢中になった俺は、毎日メールやらでやり取りをして、遊びに行って、飲んで騒いで、サルみたいにセクロスした

毎日が自由だった

とても満ち足りた生活だった



17 :メ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)21:36:09 ID:CFHDqKUf7
そんな荒れた生活をけて俺は、いつの間にか24歳になっていた

の春、会社に新しい上司が来た

俺の直属上司だっ

どこの男が、でパハラの塊のような

分な量の仕を捌いていのに、『事が遅い使い奴』とれた

ほんのちょっとしたミス、『なミスのは考えられい。辞しまえ怒鳴れた

の上司普段はもいい人面をする奴綿ったから周囲価は凄くかった

、一度俺と二人にれば毎日地外のよに罵倒して

俺は必耐えてい

その上司の方には これでもかと言わんりにを売ていたから気に入ていて、俺が何を言っき消ることはってい

的にまいっの唯いは、最愛の彼だった

女は俺を毎日してていた

ら俺も思う存分そに甘えていた


ある日、が家に帰る女が俺に仕事を介しくれた友人気していた



18 :ダメ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)21:42:03 ID:CFHDqKUf7
その友人は、俺の中では親友だった

仕事の愚痴も言い合って、一緒にバカやって、一生の友達だと俺は思っていた

彼女には、心底ホレていた

結婚することも考え始めていたし、幸せにしようとか思っていt

そんな親友と、俺の最愛の彼女が、ベッドの上で裸で激しく抱き合っていた

当然俺は激怒して、二人を問い詰めた

でも二人は、まるで開き直ったかのような態度をとった

友人だった男は、『彼女を引き留められなかったお前が悪い』と言ってきた

彼女だった女は、『アンタと一緒にいても全く面白くないし、セクロスも友達の方がずっと上手い』と言ってきた

そして、二人はニヤニヤ笑いながら、『俺達、今日から付き合うから』と言って部屋から出て行った

俺は一人残された部屋で泣いた

でも、泣くことしか出来なかった

俺は一度に、親友と彼女を失ってしまった

そのショックはかなりのもので、泣くこと以外に何も出来なかった



19 :ダメ男◆n8dlh1jn0FWE :2014/04/14(月)21:48:42 ID:CFHDqKUf7
それから俺に残されたのは、ただ苦痛の日々だった

仕事中の上司のパワハラは更にエスカレートしていった

それでも必死に耐えて仕事をしていた

家に帰れば抜け殻のように呆然としていた

体重もどんどん落ちて行った

それでも生活のために仕事に行き続けた


しかし、そんなある日、いつものように上司から罵倒されていると、その上司が怒鳴って来た

『お前がそんなにダメだから、女を取られるんだよ』

たぶん、噂か何かで聞いたんだと思う


それを言われた瞬間、俺の中で何かが切れた

そして、咄嗟にその上司の顔を思い切り殴った





>>次のページへ続く


 


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