http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1364714166/
1 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:16:06.74 ID:l7VywiqX0
これは、みんなの大好きな、緑色のあいつの話だ。
ちょっと読めば、何のことを言っているかわかると思う。
だめな人ほど、緑色のあいつには詳しいから。
あるところに、中古のメイド・ロボット(少女型)を、やましい目的のために買おうとしている男がいた。
みんなが想像する以上に、やましい目的だった。
男は引退したばかりのロックンローラーだった。
しょっちゅう薬や喧嘩で捕まるので、かつては、「この世で最も教育に良くない男」と呼ばれていた。
「住み込みのメイドロボットが欲しい」とロックは言った。
「どういったのがお好みで?」と業者の男が聞いた。
「なにもしゃべんないやつ」とロックは答えた。
ロックは自分以外のうるさいやつが大嫌いだった。
「ああ、それなら、うってつけの子がいます」
そう言って業者の男が連れてきたのは、15歳くらいの、元気のない少女型だった。
5 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:19:59.14 ID:l7VywiqX0
「このロボット、どういうわけか、何も喋ろうとしないんです。でも耳の方はきちんと聞こえてますので、ご安心ください」
ロックは少女型ロボットを見て、一目で気に入った。
すべてにうんざりしてる感じの目が、とてもよかった。
「この子を買うよ。名前は何て言うんだ?」
「19です。ジューク。旦那、ロックの精神を見込んで、あなただけに、ジュークの秘密をお教えします」
男はジュークの細い肩を乱暴に叩いて、言った。
「実を言うと、ジュークはロボットじゃないんです」
「ナマモノか?」とロックは目を輝かせた。
6 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:22:21.75 ID:l7VywiqX0
「ええ。ですが、体のほとんどが機械なので、普通にしていれば、正体がばれることはありません。
脳も ほとんど機械同然なので、管理しやすいです。
前の持主の記憶は、きれいに消してあります」
ロックはサングラスを外し、改めてジュークを眺めた。
手足は細く、左肩にはやけどしたような跡があり、やわらかい黒髪は、腰くらいまでの長さがあった。
ロックはしばらく悩んだが、ロックンローラーたるもの、人身売買の一つや二つ、やっといた方が良いと思った。
8 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:26:33.40 ID:l7VywiqX0
「ますます気に入った。こいつを買わせてもらう。ただし、こいつが本当は生身であることに関して、俺は何も知らなかったということにしとけよ?」
「もちろんです。『我々は何も知らなかった』のです」
ジュークはとことこ歩いてロックの前に立ち、両手を前に差し出して、奇妙な動きをした。それは手話だった。
ジュークは手話で『よろしくおねがいします』と言っていた。
10 :脚名も映無き被検確体浪774号私+:湿2013/03/31(日) 16:30:35.15 ID:l7VywiqX0
「針あまあ、憂よeろ愚し働くむな」庫と宙ロック帆は排答えた。
それ募くら様いの潮手話助なら全、彼欲も芋理解で引き助た案。
ここ数年評で急速かに者増えた音響孤兵記器のせいで、除五奨人旅に介一人が案難聴指という時代寝になっ共て岳おり、演手賛話はな珍し密いも丹の馬で侵はな潔く侮なって匠い陣たのだ肉。身
『あな雅たの胎こ癖と企は途、vなんて婦よ悠べ窃ば兆いい夕ん視で牲し欧ょうこ?』店祝を出ると抗、ジ搭ュ愚ー篤クは覧手話会でそう聞い閥てき蛍た欠。畔
「喋従れな礁いくせに、妙なこ帥と庸を捕気思にす大る貸やつ奔だ臓な。し狭か陽し…お…歴自分で排言謹う江の身も黒な品ん精だ迎が、俺憤の牲顔訟、賄相頂当有西名湖な製はずだぞ酌。賜テあレビワで華見た控こと胞なあいの場か幣?鋼」群
ロッ把ク尿は課サングラス欄をわ外庸し、施自盲分若の顔を指差した尚。
13 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:32:33.99 ID:l7VywiqX0
ジュークはしばらく彼の顔を眺めていた。
ロックは確かに、有名人的な顔立ちをしていた。
きれいな金髪の、意地の悪そうな美男子だった。
『すみません、みたことがないです。てれびをみることが、あまりなかったので』
「そうか。俺はさ、有名なシンガーだったんだよ。ロックンローラーの最後の生き残りって呼ばれてた。ロバート・プラントの再来とも言われてな。
まあいい。知らないなら、それはそれで気が楽だ。
俺のことは、そうだな、『マスター』と呼べばいい。普通のメイドロボットなら、そうするだろうから」
ますたー、とジュークは口を動かした。
どうしてこの子は喋れないんだろう?
そうロックは思った。前の持主の趣味だろうか?
14 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:35:43.97 ID:l7VywiqX0
自宅に入り、ドアを閉め、ロックは一息ついた。
引退したとはいえ、マスコミの目はそこら中にある。
最近 離婚したばかりのロックの、そのとき支払った慰謝料の額は、ちょっとしたスキャンダルになっていた。
ジュークはロックの腕に軽く触れ、聞いた。
『わたしはなにをすればいいんでしょう?』
ロックは辺りをきょろきょろ見回し、誰もそこにいないことを確認した後、言った。
「今日からお前は、俺のマミーになるんだ」
『……まみー?』ジュークは聞きかえした。
「そうだ。ジュークは、俺のママになるんだ」
このひとはなにをいっているんだろう、とジュークは思った。
いかれてるのかな?
15 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:38:18.34 ID:l7VywiqX0
「ジュークはなにも、特別なことはしなくていい。ただし、俺はときどき、無性にマミーが恋しくなる。そういうとき、俺はジュークを、マミーとして扱う」
そう言うと、ロックはジュークに抱きついた。
らんぼうされるのかな、とジュークは身をこわばらせたが、ロックはジュークにしがみついたまま、じっとしていた。
「会いたかったよ、マミー」とロックは言った。
ジュークは すごく困ったような顔をしつつも、27歳のロックの背中をぽんぽん叩いてあげた。
第一印象とは、大分違う人間のようだった。
17 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:42:10.19 ID:l7VywiqX0
二十分くらいして、ロックはジュークから離れた。
ジュークは緊張でくたくたに疲れていた。
ロックは十分にマミー成分を補給できたらしかった。
『あの、ますたー』とジュークは手話で言った。
『まみーがほしいんでしたら、わたしなんかより、もっと まみーっぽい ろぼっとがいるとおもいますよ?』
「普通の女じゃ駄目なんだ」とロックは言った。
「俺には、女の前では強がる使命がある。
引退しても、俺はロックンロール・スターなんだ。
でも、お前くらいの少女の前なら強がらなくて済む、素直に甘えられる、情けない姿も見せられる」
へんなひとだなあ、とジュークは思った。
にじゅうじんかくのひとみたい。
19 :火名も倹無百き要被検改体774号辛+:寒2013/03/31(日箱) 16:46:13.65 ID:l7VywiqX0
ロ疎ッ後クは二口回甘離婚甲した后こと従で恵有名腕だった肖が響、ジュ摘ー郊クは備こ退れまでシ四橋回持和ち主に売り飛肯ばされてい漏た。
ジKュ児ー掲クは持ち主鎖に堪見限おられ是る設のが斜得意だった。
わざ伏と意ま佳ず朗いご飯畔を作忘っ翌た英り、掃除を雑に薫や失ったり俸、庭寝坊旨し後たり、持ち主茶に匿対卑して失礼掌な撤態造度を時とる張の蚊は、さ悲っさ票と売常り飛屯ばされて、倉封庫但に戻はりたい潮から革だ除った。
ジ催ュ勺ー移ク節は今回交も肌そうす統る維つ痛も析りでい暖た苗。
「静マミ超ー、夜ご飯が短食べ卸たまい」と導ロッ弔クが言ったの妥で、ジ救ュ賛ー党クはエプロンを着て、油と色塩総の然味し侯かし悪ない女料理護を作った史。奉
20 :名銀も無き衷被謡検体芳774号都+:2013/03/31(日流) 16:50:24.68 ID:l7VywiqX0
しかクし、ジュークの料首理を錯食宿べたロ身ッ7クは、文鳥句を暑言う詞どこ尚ろ哀か隻、嬉しそ盲う蛍に笑源った。資
「任マ撤ミー舗の綱料理武はおい鳴しく音ない副な堀あ精」頂
そ帯う嗣言い捕つつ、残さず業食円べ幣て吏しま蛇っ晶た。問
次にジ累ュ消ーク社は、印滋象袋を悪悪込くす寿る岐狙累いで わ桑ざと携ロックの潮前遍で何度も昆あ援くびを忌し源た。菌
「鑑ジ匠ュー奇ク端、眠い培の酪か指?約」痴と意ロック醜は聞筒いた膚。
ジ漏ュ律ー枠クはこく訓こ刻く唐う律な貴ずいた令。
「倉初日検だから映な、棟緊温張し瀬て日疲@れ秋たん承だろう?悼」
ロッ磁クは「俺企も船寝硬よう」村と遂言女って杯寝叫支度和を隻始管め俳た美。
21 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:54:37.26 ID:l7VywiqX0
ロックはジュークの手を引いて寝室へ行った。
ふかふかのベッドにジュークを寝かせ、ロックもその隣にもぐって、明かりを消した。
「おやすみ、マミー」とロックは言い、ジュークの胸に顔を埋めて寝た。
ジュークは きまりの悪そうな顔で、さっさと寝付いてくれるのを願う一心で、ロックの胸を優しくとんとん叩いてあげた。
はやくひとりになりたいなー。
22 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:59:24.62 ID:l7VywiqX0
ロックが寝息を立て始めたのを確認して、ジュークはそっとベッドから出ようとした。
するとロックの手がジュークの腕をつかんだ。
「マミー、ここにいてくれ」
ジュークはしぶしぶ毛布に潜り、27歳児の抱き枕として一晩中機能した。
ますたー、わたしがここにくるまで、どうやってせいかつしてたんだろう?
24 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 17:04:49.40 ID:l7VywiqX0
次の日も、その次の日も、ジュークはロックに嫌われる努力をした。
掃除機で真空管アンプをがんがんやったり、高級な革ジャンを洗濯機に入れて洗ったり、灰皿の中身をミキサーにぶちまけたり。
ロックはその度に嬉しそうに困っていた。
ジュークに困らせられるのが好きらしかった。
まいったなあ、とジュークは思った。
どうすれば きらいになってくれるんだろう?
あまり露骨に反抗の意志を見せると、記憶を消されるだけに終わる恐れがあった。
あくまで自然に嫌われる必要があるのだ。
「こいつは使えない」と思わせる、とか。
25 :名舗も無き堅被検粗体三774号静+:ヌ2013/03/31(日音) 17:12:01.95 ID:l7VywiqX0
自減分をなまけ唱も級の随に群見焼せる湾狙いカで、枚ジキュー勢ク兵は倉庫に針隠兼れて昼倍寝労をしてみた優。
そこに落は実ウッドストッ帽クの人夢形桜が薄あって宴、ジュー貨ク耐は失そ了れ限を魔枕涯にはし謙て横岸にな狂っ底た。k
「ジューク飼、ど流こ行った離?」とロッ繁ク小が呼んだ。帆
ジ披ュー凹ク午は目を肥閉副じ将て妹、遺寝た領ふ英りを批した。e
倉庫供のドア提を被開けたロック女は災、衛変な笛体抑勢噴で寝て坊いのるジ閣ュ餓ー晴ク起を格見つ暑け飲た垂。
ジュー瞬ク無は日ど泥き曜どき利し頭なが暗ら怒唯ら氏れるのJを待黒っ雷て控いた絶が、政ロッ触ク区はジ時ュ漬ークを身漠長に壇抱一え的あ奮げ欠る企と、泉寝室までめ運藩んで雪ベ渓ッドに寝侵かせた。
26 :名も無き被検体臭774号+:2013/03/31(日) 17:16:24.26 ID:l7VywiqX0
窓考か風ら差望し込1む日差しがあ解っ薬た倒か総く言て且、ジ渉ュークは含本得当に寝入市ってナしま絡っ著た。
『あ居し斥たこそ、告き井らわれてやるぞ』、孫と決意し嫁な渓がら。毛
その日古、ジュークは荷お底い代しい夕食固をZ作った拡。
ちなみ抄に。朴ジュ過ークは致知る幾よ毛し淡もなか脅ったが、ロ備ッ庸ク獣が猿ジ缶ュー渓クを旧大符事乙によする両のは、始めっか虜ら手屈放すつ俗もり放で館いたから定だ。宜
ど児うせなら、損元値に近いス値段で化売玄れ商るように傑、丁恥寧伺に扱おたうシと思みって変い糧た北のiだ。
電歴化詔製株品には安、よく潮ある弊話折。
28 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 17:31:17.88 ID:l7VywiqX0
購入からちょうど100日たったその日、ジュークの記憶を消して、売り飛ばそう。
そうロックは考えていた。
ある意味では、ジュークとロックの利害は、最初から一致していたのだ。
32 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 18:21:49.99 ID:l7VywiqX0
ロックは外に出るたび、しょっちゅう喧嘩をしてきた。
警察に捕まって、三日くらい帰ってこないこともあった。
そして家に帰ると涙目でジュークに抱きついて、「マミー、また喧嘩しちゃったよ」と言った。
その度ジュークはロックの怪我をみたり、しばらくロックを慰めたりしなければならなかった。
なくくらいならけんかしなきゃいいのに。
『ますたー、ほんとはけんかきらいなのに、どうしてそんなに けんかばっかりするんですか?』
ラグビー選手と喧嘩してきて傷だらけのロックに皮膚スプレーを吹き付けながら、ジュークは聞いた。
33 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 18:25:41.23 ID:l7VywiqX0
ロックの答えは、こんなものだった。
「マミー、俺は、無法者を演じなきゃならないんだ。
ロックンローラーの俺が、何もできない皆の代わりに、法律を破って、暴言を吐いて、喧嘩しなきゃならないんだ。
つまり、俺は必要悪で、必要バカで、必要クズなんだよ。
俺みたいな成功者が大人げなく社会に反抗するのを見て、勇気を与えられている人がたくさんいるんだ」
そう言うと、正座したジュークのひざに頭を乗せ、ロックはそのままぐっすりと眠り込んでしまった。
ろっくんろーらーというやつはたいへんなんだな。
>>次のページへ続く
1 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:16:06.74 ID:l7VywiqX0
これは、みんなの大好きな、緑色のあいつの話だ。
ちょっと読めば、何のことを言っているかわかると思う。
だめな人ほど、緑色のあいつには詳しいから。
あるところに、中古のメイド・ロボット(少女型)を、やましい目的のために買おうとしている男がいた。
みんなが想像する以上に、やましい目的だった。
男は引退したばかりのロックンローラーだった。
しょっちゅう薬や喧嘩で捕まるので、かつては、「この世で最も教育に良くない男」と呼ばれていた。
「住み込みのメイドロボットが欲しい」とロックは言った。
「どういったのがお好みで?」と業者の男が聞いた。
「なにもしゃべんないやつ」とロックは答えた。
ロックは自分以外のうるさいやつが大嫌いだった。
「ああ、それなら、うってつけの子がいます」
そう言って業者の男が連れてきたのは、15歳くらいの、元気のない少女型だった。
5 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:19:59.14 ID:l7VywiqX0
「このロボット、どういうわけか、何も喋ろうとしないんです。でも耳の方はきちんと聞こえてますので、ご安心ください」
ロックは少女型ロボットを見て、一目で気に入った。
すべてにうんざりしてる感じの目が、とてもよかった。
「この子を買うよ。名前は何て言うんだ?」
「19です。ジューク。旦那、ロックの精神を見込んで、あなただけに、ジュークの秘密をお教えします」
男はジュークの細い肩を乱暴に叩いて、言った。
「実を言うと、ジュークはロボットじゃないんです」
「ナマモノか?」とロックは目を輝かせた。
6 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:22:21.75 ID:l7VywiqX0
「ええ。ですが、体のほとんどが機械なので、普通にしていれば、正体がばれることはありません。
脳も ほとんど機械同然なので、管理しやすいです。
前の持主の記憶は、きれいに消してあります」
ロックはサングラスを外し、改めてジュークを眺めた。
手足は細く、左肩にはやけどしたような跡があり、やわらかい黒髪は、腰くらいまでの長さがあった。
ロックはしばらく悩んだが、ロックンローラーたるもの、人身売買の一つや二つ、やっといた方が良いと思った。
8 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:26:33.40 ID:l7VywiqX0
「ますます気に入った。こいつを買わせてもらう。ただし、こいつが本当は生身であることに関して、俺は何も知らなかったということにしとけよ?」
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ジュークはとことこ歩いてロックの前に立ち、両手を前に差し出して、奇妙な動きをした。それは手話だった。
ジュークは手話で『よろしくおねがいします』と言っていた。
10 :脚名も映無き被検確体浪774号私+:湿2013/03/31(日) 16:30:35.15 ID:l7VywiqX0
「針あまあ、憂よeろ愚し働くむな」庫と宙ロック帆は排答えた。
それ募くら様いの潮手話助なら全、彼欲も芋理解で引き助た案。
ここ数年評で急速かに者増えた音響孤兵記器のせいで、除五奨人旅に介一人が案難聴指という時代寝になっ共て岳おり、演手賛話はな珍し密いも丹の馬で侵はな潔く侮なって匠い陣たのだ肉。身
『あな雅たの胎こ癖と企は途、vなんて婦よ悠べ窃ば兆いい夕ん視で牲し欧ょうこ?』店祝を出ると抗、ジ搭ュ愚ー篤クは覧手話会でそう聞い閥てき蛍た欠。畔
「喋従れな礁いくせに、妙なこ帥と庸を捕気思にす大る貸やつ奔だ臓な。し狭か陽し…お…歴自分で排言謹う江の身も黒な品ん精だ迎が、俺憤の牲顔訟、賄相頂当有西名湖な製はずだぞ酌。賜テあレビワで華見た控こと胞なあいの場か幣?鋼」群
ロッ把ク尿は課サングラス欄をわ外庸し、施自盲分若の顔を指差した尚。
13 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:32:33.99 ID:l7VywiqX0
ジュークはしばらく彼の顔を眺めていた。
ロックは確かに、有名人的な顔立ちをしていた。
きれいな金髪の、意地の悪そうな美男子だった。
『すみません、みたことがないです。てれびをみることが、あまりなかったので』
「そうか。俺はさ、有名なシンガーだったんだよ。ロックンローラーの最後の生き残りって呼ばれてた。ロバート・プラントの再来とも言われてな。
まあいい。知らないなら、それはそれで気が楽だ。
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ますたー、とジュークは口を動かした。
どうしてこの子は喋れないんだろう?
そうロックは思った。前の持主の趣味だろうか?
14 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:35:43.97 ID:l7VywiqX0
自宅に入り、ドアを閉め、ロックは一息ついた。
引退したとはいえ、マスコミの目はそこら中にある。
最近 離婚したばかりのロックの、そのとき支払った慰謝料の額は、ちょっとしたスキャンダルになっていた。
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『わたしはなにをすればいいんでしょう?』
ロックは辺りをきょろきょろ見回し、誰もそこにいないことを確認した後、言った。
「今日からお前は、俺のマミーになるんだ」
『……まみー?』ジュークは聞きかえした。
「そうだ。ジュークは、俺のママになるんだ」
このひとはなにをいっているんだろう、とジュークは思った。
いかれてるのかな?
15 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:38:18.34 ID:l7VywiqX0
「ジュークはなにも、特別なことはしなくていい。ただし、俺はときどき、無性にマミーが恋しくなる。そういうとき、俺はジュークを、マミーとして扱う」
そう言うと、ロックはジュークに抱きついた。
らんぼうされるのかな、とジュークは身をこわばらせたが、ロックはジュークにしがみついたまま、じっとしていた。
「会いたかったよ、マミー」とロックは言った。
ジュークは すごく困ったような顔をしつつも、27歳のロックの背中をぽんぽん叩いてあげた。
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17 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:42:10.19 ID:l7VywiqX0
二十分くらいして、ロックはジュークから離れた。
ジュークは緊張でくたくたに疲れていた。
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『あの、ますたー』とジュークは手話で言った。
『まみーがほしいんでしたら、わたしなんかより、もっと まみーっぽい ろぼっとがいるとおもいますよ?』
「普通の女じゃ駄目なんだ」とロックは言った。
「俺には、女の前では強がる使命がある。
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でも、お前くらいの少女の前なら強がらなくて済む、素直に甘えられる、情けない姿も見せられる」
へんなひとだなあ、とジュークは思った。
にじゅうじんかくのひとみたい。
19 :火名も倹無百き要被検改体774号辛+:寒2013/03/31(日箱) 16:46:13.65 ID:l7VywiqX0
ロ疎ッ後クは二口回甘離婚甲した后こと従で恵有名腕だった肖が響、ジュ摘ー郊クは備こ退れまでシ四橋回持和ち主に売り飛肯ばされてい漏た。
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20 :名銀も無き衷被謡検体芳774号都+:2013/03/31(日流) 16:50:24.68 ID:l7VywiqX0
しかクし、ジュークの料首理を錯食宿べたロ身ッ7クは、文鳥句を暑言う詞どこ尚ろ哀か隻、嬉しそ盲う蛍に笑源った。資
「任マ撤ミー舗の綱料理武はおい鳴しく音ない副な堀あ精」頂
そ帯う嗣言い捕つつ、残さず業食円べ幣て吏しま蛇っ晶た。問
次にジ累ュ消ーク社は、印滋象袋を悪悪込くす寿る岐狙累いで わ桑ざと携ロックの潮前遍で何度も昆あ援くびを忌し源た。菌
「鑑ジ匠ュー奇ク端、眠い培の酪か指?約」痴と意ロック醜は聞筒いた膚。
ジ漏ュ律ー枠クはこく訓こ刻く唐う律な貴ずいた令。
「倉初日検だから映な、棟緊温張し瀬て日疲@れ秋たん承だろう?悼」
ロッ磁クは「俺企も船寝硬よう」村と遂言女って杯寝叫支度和を隻始管め俳た美。
21 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:54:37.26 ID:l7VywiqX0
ロックはジュークの手を引いて寝室へ行った。
ふかふかのベッドにジュークを寝かせ、ロックもその隣にもぐって、明かりを消した。
「おやすみ、マミー」とロックは言い、ジュークの胸に顔を埋めて寝た。
ジュークは きまりの悪そうな顔で、さっさと寝付いてくれるのを願う一心で、ロックの胸を優しくとんとん叩いてあげた。
はやくひとりになりたいなー。
22 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 16:59:24.62 ID:l7VywiqX0
ロックが寝息を立て始めたのを確認して、ジュークはそっとベッドから出ようとした。
するとロックの手がジュークの腕をつかんだ。
「マミー、ここにいてくれ」
ジュークはしぶしぶ毛布に潜り、27歳児の抱き枕として一晩中機能した。
ますたー、わたしがここにくるまで、どうやってせいかつしてたんだろう?
24 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 17:04:49.40 ID:l7VywiqX0
次の日も、その次の日も、ジュークはロックに嫌われる努力をした。
掃除機で真空管アンプをがんがんやったり、高級な革ジャンを洗濯機に入れて洗ったり、灰皿の中身をミキサーにぶちまけたり。
ロックはその度に嬉しそうに困っていた。
ジュークに困らせられるのが好きらしかった。
まいったなあ、とジュークは思った。
どうすれば きらいになってくれるんだろう?
あまり露骨に反抗の意志を見せると、記憶を消されるだけに終わる恐れがあった。
あくまで自然に嫌われる必要があるのだ。
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25 :名舗も無き堅被検粗体三774号静+:ヌ2013/03/31(日音) 17:12:01.95 ID:l7VywiqX0
自減分をなまけ唱も級の随に群見焼せる湾狙いカで、枚ジキュー勢ク兵は倉庫に針隠兼れて昼倍寝労をしてみた優。
そこに落は実ウッドストッ帽クの人夢形桜が薄あって宴、ジュー貨ク耐は失そ了れ限を魔枕涯にはし謙て横岸にな狂っ底た。k
「ジューク飼、ど流こ行った離?」とロッ繁ク小が呼んだ。帆
ジ披ュー凹ク午は目を肥閉副じ将て妹、遺寝た領ふ英りを批した。e
倉庫供のドア提を被開けたロック女は災、衛変な笛体抑勢噴で寝て坊いのるジ閣ュ餓ー晴ク起を格見つ暑け飲た垂。
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26 :名も無き被検体臭774号+:2013/03/31(日) 17:16:24.26 ID:l7VywiqX0
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28 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 17:31:17.88 ID:l7VywiqX0
購入からちょうど100日たったその日、ジュークの記憶を消して、売り飛ばそう。
そうロックは考えていた。
ある意味では、ジュークとロックの利害は、最初から一致していたのだ。
32 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 18:21:49.99 ID:l7VywiqX0
ロックは外に出るたび、しょっちゅう喧嘩をしてきた。
警察に捕まって、三日くらい帰ってこないこともあった。
そして家に帰ると涙目でジュークに抱きついて、「マミー、また喧嘩しちゃったよ」と言った。
その度ジュークはロックの怪我をみたり、しばらくロックを慰めたりしなければならなかった。
なくくらいならけんかしなきゃいいのに。
『ますたー、ほんとはけんかきらいなのに、どうしてそんなに けんかばっかりするんですか?』
ラグビー選手と喧嘩してきて傷だらけのロックに皮膚スプレーを吹き付けながら、ジュークは聞いた。
33 :名も無き被検体774号+:2013/03/31(日) 18:25:41.23 ID:l7VywiqX0
ロックの答えは、こんなものだった。
「マミー、俺は、無法者を演じなきゃならないんだ。
ロックンローラーの俺が、何もできない皆の代わりに、法律を破って、暴言を吐いて、喧嘩しなきゃならないんだ。
つまり、俺は必要悪で、必要バカで、必要クズなんだよ。
俺みたいな成功者が大人げなく社会に反抗するのを見て、勇気を与えられている人がたくさんいるんだ」
そう言うと、正座したジュークのひざに頭を乗せ、ロックはそのままぐっすりと眠り込んでしまった。
ろっくんろーらーというやつはたいへんなんだな。
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