10 :名も無き被検体774号+:2012/02/17(金) 20:43:58.86 ID:U5DgwdUd0
スペック
俺
21歳(当時)
165cm 60kg
彫りが深くて日本人っぽくないと言われる
人妻
25歳(当時)
160cmくらい
茶髪セミロング Eカップくらい
熊田曜子を童顔にして横に一回り半くらい大きくした感じ
14 :1:2012/02/17(金) 20:45:13.94 ID:U5DgwdUd0
まず略歴から
中学まではそこそこ勉強ができ、地元で有数の進学校に入ったものの、勉強そっちのけで部活に明け暮れた結果、留年寸前レベルまで落ちこぼれた。
このままではまずいと思ったが手遅れ。
結局一浪した挙げ句、普通レベルの大学に入学した。
15 :1:2012/02/17(金) 20:46:33.04 ID:U5DgwdUd0
奥手&人見知りな性格のせいで中学まで浮いた話はまるで無し。
高校の時にちょっと色気出して、3年間で2人告白したがいずれも玉砕だった。
そんな状態で迎える大学入学、リア充なキャンパスライフを少しだけ夢見ていた。
17 :名も無き被検体774号+:2012/02/17(金) 20:46:52.72 ID:E/qlZXujO
一回り半ってだいぶ大きいな
俺も筆下ろしされてえ
19 :1:2012/02/17(金) 20:47:23.08 ID:U5DgwdUd0
>>17
ぽちゃ好きにはクリーンヒットだと思う
21 :1:2012/02/17(金) 20:47:48.70 ID:U5DgwdUd0
だが、俺が入ったのは理系の大学。
当然ながら女の子は少ない。
と言ってもバリバリの工学系って訳でもなかったから、男女比は3:1くらいだったけど。
22 :1:2012/02/17(金) 20:48:57.61 ID:U5DgwdUd0
小さい頃から歌を歌うのが好きだったので、軽音楽サークルに入部。
歌うのが好きとは言っても、恥ずかしくて人前で歌ったことは殆ど無かった。
でも、自分の好きなことを思いっきりやってみたい、ここでハジけなきゃずっとつまらない生活が続くんだ、と勇気を振り絞った。
「ボーカルをやりたい!」と言ったら、なんだかんだでメンバーが集まり、コピーバンドを結成。
文化祭とかのイベントでライブをやった。
楽しかった。俺今青春してる!って感じだった。
23 :名も無き被検体774号+:2012/02/17(金) 20:49:35.08 ID:A5PINJFC0
理系いいじゃん
就職で苦労せん
25 :1:2012/02/17(金) 20:51:17.12 ID:U5DgwdUd0
>>23
就職率はよかったみたい
俺はフリーターを経て全然関係ない仕事してるけどね
24 :1:2012/02/17(金) 20:50:05.01 ID:U5DgwdUd0
しかし、こと恋愛に関してはこれまでと変わらず。
女の比率が少ないから、顔が残念でもモテるし、別れたと思ったらすぐ他の男とくっつくのが日常茶飯事。
サークル内で穴兄弟が増えていくのを第三者視点で眺めて、「この中に入るのは嫌だなあ」と思っていた。
26 :1:2012/02/17(金) 20:52:11.05 ID:U5DgwdUd0
大学2年の時。
サークルの勧誘活動に奔走した結果、けっこうな人数が入部した。
その中でけっこう可愛い子がいた。
名前を香織(仮)とする。
ほんのり茶髪のストレートで、スタイルもいい。愛想も良く、天然ボケ属性も持っている。
女に慣れていない俺はすぐに惹かれてしまった。
香織とは音楽の趣味が似ていたので、自分の持ってるCDを貸したり、逆に貸してもらったりした。
そんなことだけでも、香織に近づけているようですごく嬉しかった。
27 :1:2012/02/17(金) 20:53:48.96 ID:U5DgwdUd0
香織と出会って半年くらい経った頃、聞くに聞けなかった、そして知りたくなかった情報を同級生の女の子から聞いた。
香織には、付き合って2年くらいの彼氏がいるらしい。25、6歳くらいの社会人。
俺は煩悶した。彼氏の風貌なんて当然分からないが、スペックを聞いただけで負けた気がした。年も上だし、社会人なら金も持ってるだろう。
そして何より、俺は自分に自信がなかった。
28 :1:2012/02/17(金) 20:55:20.47 ID:U5DgwdUd0
その数日後、俺は香織を食事に誘った。
そして香織が好きだと告白した。
答えは当然ノー。
あわよくばなんてものは期待していなかった。自分の気持ちにケリをつけるための、自分勝手な告白。
俺の何度目かの恋は散った。
30 :1:2012/02/17(金) 20:57:00.12 ID:U5DgwdUd0
バンド活動は相変わらず楽しかったが、俺以外のバンドメンバーがみんな彼女持ちだったこともあり、彼女がいないことに対して焦りが出てきた。
でも、サークル内で彼女を作る気は起きなかったし、サークル以外の人付き合いが殆ど無かったので、学内の他の女の子と、という選択肢も無かった。
そんな時、家でダラダラとPCをいじっていて閃いた。
「そうだ、ネットがあるじゃないか」と。
32 :1:2012/02/17(金) 20:58:30.01 ID:U5DgwdUd0
ちょうどその頃、毎日巡回していた某有名サイトが出会い系サイトを立ち上げていた。
「男女共に完全無料、サクラもいません!」という触れ込み(実際サクラの有無は分からないけど)。
完全無料なら試しにやってみようと登録。
モロ顔写真は怖いので、目の辺りだけの写メを撮り、プロフもきちんと設定した。
検索して、住所が近い人にメールを送ったが、無反応だったり、ちょっとメールが続いてもすぐフェードアウトだったり。
なかなかうまくいかないなーと思っていたら、知らない人からメールが来た。
33 :1:2012/02/17(金) 21:00:12.69 ID:U5DgwdUd0
名前は風貌から曜子(仮)ってことで。
住んでるところはちょっと遠かったけど、メールが来たのが嬉しくて、頑張ってメールのやりとりをした。
世間話や音楽の話をして、けっこう盛り上がった。
この時点で、曜子が既婚であること、3歳になる子供がいることを知った。
「旦那がいる人でもこういうサイト使うのか」と不思議に思ったのを覚えている。
35 :1:2012/02/17(金) 21:01:49.83 ID:U5DgwdUd0
メールを始めて2週間くらい経った頃、「サイト経由だとめんどくさいから」という曜子の提案でメアド交換。
そこから携帯メールでのやり取りになり、やがて、PCも使っているということで、スカイプIDを交換した。
37 :1:2012/02/17(金) 21:02:53.35 ID:U5DgwdUd0
初めてのスカイプ通話は緊張した。
曜子の声は少し大人びていて、「ああ、年上なんだなあ」と改めて思った。
あまり女っぽくないさばさばとした話し方だったので、女慣れしていない俺でもけっこう気楽に話ができた。
サイトでは公開していなかった顔写真の写メをこの時もらった。
二重まぶたの大きい目が印象的だった。
38 :1:2012/02/17(金) 21:04:13.35 ID:U5DgwdUd0
スカイプでの通話も慣れてきた頃、家での料理の話になった。
当時俺は一人暮らしで、自炊もほとんどしてなかったので、「実家の手料理が恋しい」とかそんな話をしたと思う。
すると、曜子から予想外の言葉が飛び出した。
曜子「料理作りに行ってあげようか?」
39 :名も無き被検体774号+:2012/02/17(金) 21:04:41.17 ID:bYi/uudG0
出会い系か、、勇気あるな
42 :1:2012/02/17(金) 21:06:25.90 ID:U5DgwdUd0
(え、それってつまり家に来るってこと?
いやでも距離もけっこうあるし、そもそもこれは間違いなく不倫認定されるレベルじゃ云々)
俺は動揺した。
俺「・・・本気?」
曜子「本気も本気だよw」
俺「いや悪いよ、けっこう遠いし」
曜子「いいのいいの、俺君にちゃんとしたもの食べてもらいたいし」
俺「いやでも・・・」
曜子「あたしの料理食べたくないの?」
俺「・・・食べたいです」
曜子「よし!w」
逡巡したものの、曜子に会ってみたい気持ちが勝った。
そして、もしかしたらもしかするんじゃないかという気持ちもあった。予定を話し合って、曜子が外出できる日に俺のアパートへ来ることになった。
46 :1:2012/02/17(金) 21:08:17.69 ID:U5DgwdUd0
当日。
部屋の掃除を済ませ、最寄り駅に曜子を迎えに行った。
そわそわしながら待っていると曜子から電話が来た。
曜子「今着いたよー、どこ?」
俺「駅前の喫煙所辺り」
曜子「えーと、あ、いたいたw」
駅からこちらに向かってくる女性が一人。
顔を事前に知っていたのですぐ分かったけど、想像していたよりちょっとぽっちゃりしてた。
曜子「初めまして!」
俺「は、初めまして」
曜子「・・・緊張してる?w」
俺「そりゃしますよ」
曜子「なんで敬語なのw」
俺「いやその」
曜子「普段通りタメ口でいいよw」
挨拶を済ませた後、近くのスーパーへ。
50 :1:2012/02/17(金) 21:09:59.65 ID:U5DgwdUd0
作る料理はシチューと肉じゃが、と事前に決めていた。
変な組み合わせだけど、冬に差し掛かった頃で寒かったのと、いかにも手料理って感じの物を、と要望した結果だ。
曜子「野菜けっこう高いなー」
俺「地域によって値段違うもんなの?」
曜子「店によってじゃない?普段はチラシ見て安い所に行ってる」
俺「へー」
そんな会話をしながら、買い物かごにポンポン商品を入れていく。
俺「さすが普段買い物してるだけあるなあ、スムーズだ」
曜子「だろーw」
野菜やら肉やらもろもろ材料を買って、いよいよアパートへ。
>>次のページへ続く