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20年に及ぶ初恋の話を聞いてほしい

 



http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1390374541/


1 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 16:09:01.45 ID:cH0PDjgw0
長かったようであっという間だったよ。


2 ::2014/01/22(水) 16:12:54.67 ID:b7Oa6EzN0
どうぞ


5 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 18:31:51.81 ID:g0pei2mU0
>>2
1です。代行どうもありがとう!20年分なので長くなるけどよろしく。

ちなみに実話、鬱エンドでもない。自分語りさせてくれ。



6 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 18:36:09.01 ID:g0pei2mU0
3歳になる頃、家の事情で人口10万前後の小都市に引っ越すことになった。

俺は発話が遅く、親も保母さんも何を言ってるか把握するのが難しかったらしい。

そんな俺が持つ最初の記憶のイメージは、初めての登園日に緊張からみんなの前でおもらしをして泣きじゃくってるものだった

幼い自分の姿がその情景にあることから、おそらく記憶がどこかで作為的に改ざんされているのだろうと思う。

だけど、その子は確かに折れを囲んで心配そうにしている園児の輪の中にいて、俺を眺めていた。



7 :名もき被検774号+:2014/01/22(水) 18:40:39.43 ID:g0pei2mU0
俺の育園は、1学年あたり10人ほどしかいないなものだった

男児も女児が良く、緒にロックや縄ール遊びをしたのを覚えてる。

俺は身体が小、既に書いたよう言葉が覚束ったので、決して中心的存在った

そんなが、に描いうな美少女へ好意をのりと自覚し出しか校にてからだったと思う。



8 :名も無き検体便774号+:2014/01/22(水寿) 18:42:51.64 ID:g0pei2mU0
小学校に入学したとき、たちは同じクラスにた。

まだクラスとか概念をつわけなく、別ぶこともしなかった、何を話したか、いやたのかも直覚えていな

だ、遠足、動会、芸会、その他いかも、の視界はその子がた。




11 :名も被検774号+:2014/01/22(水) 19:43:29.41 ID:pl9d49+F0
転機は綿学校3年生のときだった

1,2年生引き続きの子クラになった俺、かとなく、それでいてんだ覚ある

学校3年生から係活湿なるが導入されるが、の一に級長った長はろん選挙れる。

俺の中では(もちろんの雰囲気やを汲ん)、その子が女ることはだっ

子はと言う、俺以にも人、同じ保育園イケメン・サッカー年が推される雰囲気がっていた。



12 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 19:46:45.70 ID:pl9d49+F0
本能的にマズいと思った。

その子を獲られると、どこか確信めいたものがあった。

当事8歳だった俺は、手を挙げて級長に立候補した。

そのサッカー少年は他薦され、俺と一騎打ちになった。

俺は自分の名前を書いた(ルール上は認められていた)。

そして、一票差で級長に選出された。


以後、俺とその子は2年間、2人ペアで学校行事の準備に励み、生徒会長と副会長、といった役回りが固定化していった。



13 :名もき被検体774号+:2014/01/22(水) 19:51:56.60 ID:pl9d49+F0
発話は遅かったが、調験の点数はいい方だった。

算数クラ一番りを見回してするような典型的なガキった。

だが、強敵が出現する。

そう、作図、なわちコンパスである。

俺は全く円が書けなった。

顔をえたパンマンばかり書きけた。



14 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 19:59:11.15 ID:pl9d49+F0
級長選挙での危機感を経て、恋心を自覚するに至ったのは、コンパスがきっかけだった。

その子も とても聡明な子で、いつも俺と計算問題や漢字の書き取りを終えるスピードを競っていた。

小学生らしく、ブスだの、バカだの、いつも笑みを浮かべながら減らず口を叩き合っていた。

特に喧嘩した覚えもなく、休み時間は二人で体育館で一輪車に乗っていた。いま思い出すとかわいすぎるな笑

さて、コンパスでの作図もクラスで一番早かったその子は、ちょうど当事俺の隣の席だったこともあって、俺の机に寄ってきて、コンパスでの作図の仕方を丁寧に教えてくれた。

とても嬉しかった、いや、試験で一番を取るのとはまるで別種の喜びを感じた。



15 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:00:25.05 ID:pl9d49+F0
以後、小学校5,6年生では違うクラスになるも、生徒会活動で顔を合わせることも多く和気藹々と過ごしたが、意識はしているものの所詮は田舎、付き合うだの告白するだのという発送など皆無だった。

(2万払って同級生の女の子に服を脱がせたとかいう別のクラスの男子の噂が3ヶ月ほど話題を占めるほどウブだった)

さて、中学生になってようやく人間らしい恋愛に発展するw

見てくれてる人がいたら続けます。



16 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:06:00.78 ID:pl9d49+F0
あぁダメだ、どうしても一度吐き出したかった。続けさせて下さい。



17 :名もき被検体774号+:2014/01/22(水) 20:07:55.67 ID:sR9sJUvIP
けろ。


20 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:15:13.72 ID:pl9d49+F0
>>17
ありがとう!



18 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:11:20.27 ID:pl9d49+F0
中学1年生のとき、もう一度その子と同じクラスになった。

男女毎の出席番号が同じで、入学式の翌日に下駄箱を間違えてその子の靴を履いてしまったのが懐かしい。

あのとき本人に指摘される前に気付いていたら今頃変な性癖が付いていたに違いない。

俺の中では自分の恋心に完全な自覚があった。

そして、向こうも俺に一定以上の好意を抱いている確信も(勝手に)持っていた。

俺は ともかくその子の気を引くために全身全霊を込めた。


例によって級長に立候補して当選(その子はその頃にはこういった役割を辞退するようになっていた)、とてつもなく厳しい部活に入り、朝6時の朝練から夜23時の夜練までひたすら練習に励んだ。

結果を出せば振り向いてもらえるとどこかで信じていたのだと思う。



21 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:20:04.02 ID:pl9d49+F0
入学して半年が経過する頃、俺はクラスで特に気の合う男子1人と親友のような間柄になり、いつも一緒にいた。

彼女はもまた、仲の良い親友といつも一緒にいた。

俺たち4人はちょうど男女ペア2つだったようで、よく話した。

別に告白するでも手を繋ぐわけでもない、一緒に帰るなんてことになれば噂になる、だが親同士さえ10年の付き合いになる。

そんな間柄で、俺の毎日は本当に楽しかった。


冬休みにはさらにクラスの男女2人ずつを加えて4:4でショッピングモールとカラオケに遊びに行った。田舎では信じられないイベントだった。

今の自分と同い年ぐらいの担任に呼び出されて「一線は超えちゃダメだぞ」と笑いながら諭されたりしていた。



23 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:24:09.07 ID:pl9d49+F0
スラムダングとるろうに剣心とドラゴンボール、そんなノリのガチ体育会系だった俺は、完全に脳みそ筋肉になっていった。

告白するなんて発想が無かった。ラブストーリーなんて読んだこともなかった。ただ、自分の日常に満足していた。

朝練の無い日も、少しだけ早く教室に行った。その子も同じ時間に教室に来てくれた。

誰もいない冬の教室で、窓際の暖房の傍で身を屈めて丸まって座りながら、他愛もない話を重ねた。

どう約束したのかも、何を話したのかも、それが何回続いたのかも、もうまるで覚えていない。




26 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:27:28.59 ID:pl9d49+F0
10年以上前の今日だった。

4限、技術室でハンダ付けを習ったときのこと。

俺とその子は男女毎の出席番号が同じだったため同じグループでハンダごてを振り回していた。

俺がひたすら一人でスライムを量産することに熱中していた最中、その子が言った。

「ねぇ、別れよう」



27 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:29:17.19 ID:pl9d49+F0
ワケが分からなかった。付き合ってない。

告白もしてない。手も繋いでいない。


別れよう?告白する前にフラれてしまった。

頭が困惑した。脳みそ筋肉粒々の俺は答えた。

「付き合ってないでしょ?」



28 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 20:33:54.54 ID:pl9d49+F0
初めて会って10年以上経っていたその日、その子は俺が見た中で一番もの寂しい表情を見せた。

「そっか。」

脳みそ筋肉以上に脳みそお花畑だった俺は、それ以降も変わりなく過ごした。

程なくして、その子が彼氏を作ったらしいという噂を耳にして、愕然とした。


中2の記憶は部活以外に何も無い。

中3も、部活が一段落した10月まで、試合の記憶しか無い。

それまでに、俺が生徒会長選挙に出ることになったときに応援演説をしてくれたような気がするが、俺の日常に その子の存在が無かったからか、どういうやり取りをしたか覚えていない。

ただ、一つだけ確実なのは、俺はその間もずっと、心底その子のことが好きだったということだった。



34 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 22:25:31.31 ID:tv9Fid6x0
中学の二年余りで、俺の自意識はとことん肥大化し切っていた。

好きな子を振り向かせるためにあらゆる努力を重ねた。

いつの間にか、人目を引くことを目的化していた。

人前に立てば、目立つ結果を残せば、あの子の視界にもう一度自分が入る、おそらく無意識だったのだけど、ひたすらそのために努力を重ねた。

部活である程度は満足のいく結果を残せたが、目前には高校受験が迫っていた。俺の成績は200人中80番程度のところだった。

その子の成績は10番前後、近隣の進学校に行くだろうと予想された。



35 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 22:28:26.75 ID:tv9Fid6x0
ちょうど部活を引退した頃、市立図書館が新装された。

俺は部活引退の翌週からその図書館に通い始め、誰とも話さず毎日22時まで一人でひたすら勉強を続けた。

次の定期試験、成績は急上昇した。

その子の気を引きたくて仕方が無い俺は、自分の席次を吹聴して回った。

その翌日から、図書館に俺の学校の俺の学年の生徒数十名が押し掛ける事態となった。その内の一人に例のあの子がいた。



37 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 22:34:21.31 ID:tv9Fid6x0
俺の地元は厳寒の冬を迎える。

11月に押しかけた数十名の多くは、12月になると姿を消していた。

22時の閉館時間まで、保護者の承諾のもとで外で友達とたむろっていたかっただけだったのだろう。

俺はそれでもひたすら一人で勉強を続けた。

図書館には10名ほどだけが毎日顔を出すようになっていた。

この頃から、自転車通学の3,4人で、あくまで偶然の体を装って帰宅することが出てきた。

彼女の家と俺の家は自転車で5分ほどの距離だったが、一緒に帰ろうだなんて気恥ずかしくて言えたものではなかった。

ただ、帰路では概ね二人きりになった。外気温で0度の冬で二人きりになる数分が至福だった。



38 :名も無き被検774号+:2014/01/22(水) 22:39:55.35 ID:tv9Fid6x0
自転の帰降ってき日、しか傘を持っておらず、使や」だけその傘を

は、「いや××が風邪引くや」と受け取らなかった

俺は格つけて「鍛え方が違うんゃ」などと言ってたが、結局その子が「だったら人で濡ろう」と言、大袈裟に騒ぎながら帰宅した

MDは壊俺は鹿だが風邪を引いた

親にら叱責されたが、とても楽しかった



39 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 22:43:29.67 ID:tv9Fid6x0
受験も翌月に迫ったある日の閉館時刻、顔見知りを超えて連帯感を共有していた図書館メンツが、出口に集まっていた。

なぜか俺だけ最後に出口に着いたとき、一人の子が「それじゃ、△△を送って行ってあげてね」とウインクして言い残し、みな解散していった。

よく分からなかったが、初めて二人きりで、30分ほど帰路を行くことになった。

状況が飲み込めず喜ぶ間もなかったが、とことん鈍感だった俺は特に何も考えずに、二人で帰路についた。



40 :名も無き被検体774号+:2014/01/22(水) 22:44:34.92 ID:tv9Fid6x0
帰路の半ば、たちは変愛も無い話をしていたと思う

信号のため交差点で停まったとき、不意に聞かれた。

ぇ、好きな人い



41 :名もき被検774号+:2014/01/22(水) 22:45:20.72 ID:T9xZpbs20
ろう涙出てきうな…




>>次のページへ続く


 

 

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