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死なせてしまった女に贖罪をさせてくれ

 

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1 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 01:43:10.88ID:wwy4s/vI.net
スレが立ったら、淡々と書いていく。

おかしなところがあったら、教えてくれ。



2 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 01:44:56.19ID:wwy4s/vI.net
まず、俺が高校生だった頃まで話は遡る。

俺の名前は たかおという事にしておいて欲しい。



4 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 01:47:23.47ID:wwy4s/vI.net
今回の話と直接関係ないので、特に家庭の事は語らないが、酷い家庭環境で育った俺は、小中学生と、暗く孤独な生活を送っていた。

友達と呼べる奴はいなく、思い出と呼べる楽しげなものなど皆無だった。



6 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 01:50:48.33ID:wwy4s/vI.net
誰かと馴れ合うことを良しとせず、心も荒んでいたので、ケンカばかりしていたし、また、ケンカが滅法強かった。



8 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 01:54:24.64ID:wwy4s/vI.net
ケンカが強い、と言うと、語弊があるかも知れない。

友達がいなかったので、誰かに嫌われたり、仲間外れにされることが怖くなかったし、いつ死んでも一向に構わないという気持ちでいたのでケンカに負けるという定義がなかったというのが本当のところかもしれない。



9 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 01:57:54.86ID:wwy4s/vI.net
ただ、辺り構わずケンカを吹っかけるほど情熱があるわけでもなし、関わらなければ噛みつかないというスタンスだったので、周りから距離を取られていたし、それがまた有り難くもあった。



11 :無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:01:05.26ID:wwy4s/vI.net
ば、れは心未発からくる病の種だっのかない



12 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:01:55.69ID:wwy4s/vI.net
というのも、中学3年のとき、俺はこのままでは駄目だとはっきりと自覚していたからだ。

このままではいけない。やり直したい。友達が欲しい。人と話したい。誰かに認められたい。みんなの注目を集めたい。



13 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:03:15.99ID:wwy4s/vI.net
何だか、一気に、自我が芽生えて、強烈に欲求が次々に産まれてきた。

幸い高校に上がるとき、俺は家庭の事情からくる、ある呪縛から自由になることを約束されていた。

自分の「したい」が許される状況を前に、様々な未来を夢想しては愉しんだ。





14 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:03:41.94ID:yMTlF3po.net
歌舞伎町のホストだな


22 :も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:12:49.11ID:wwy4s/vI.net
>>14
ホスない。田舎ものだ。



15 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:05:45.33ID:wwy4s/vI.net
高校進学は色んな意味で区切りとなった。

俺は、同じ中学から3人しか行かない、新設校を選んで進学をした。



16 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:07:14.70ID:wwy4s/vI.net
全てをリセットして新たなスタートを切るべく、俺の成績からしたら遥かにレベルが落ちる高校を、俺を知る人間が最も少ないという理由で選んで進学したのだ。

いわゆる高校デビューという奴を目論んでいた。



18 :被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:09:29.96ID:wwy4s/vI.net
がっらは、人が変わたかのよに明舞った

すん冗談やエロトクをし、部活を一生懸やったりケンカは一切、誰を威嚇した怒っりしい、つまり小中の頃正反対の人を目てい綿た。



19 :き被774号+@\(^o^)/2017/05/10(水) 02:10:47.18ID:wwy4s/vI.net
今ま湿で笑わなかを取りように、たくって、いつもニしてるね、と言っていた。



20 :き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:12:09.07ID:wwy4s/vI.net
、同の奴は、あいつ中学時、あんな奴じゃなった、て影口をたが、犬だた頃の目で睨みをかせたら すぐに言わくなし、も俺が当は暗い人間だ事をじたりかっ



24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:14:24.99ID:wwy4s/vI.net
自然、俺の周りに人が集まってくるようになった。

小中学生だった頃は他人に距離を置かれていたので気づかなかったが、俺がイケメンである事こを周りに教えてもらったのもこの頃だ。

入学して半年もすると、数人の女の子から告白も受けた。



26 :名無き被検774号+@\(^o^)/2017/05/10(水) 02:15:32.24ID:wwy4s/vI.net
学校のベルを下げたこともり、成績もトップクであ

足が速かったら、とう理で入陸上は敵無し婿一年の頃から、ではるレた。



27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:17:11.80ID:wwy4s/vI.net
俺の高校デビューは華々しかった。



29 :名も無体774号+@(^o^)/2017/05/10(水) 02:20:09.16ID:wwy4s/vI.net
れども、小中と友達のいなた自分は、表面は誰とでも仲良くも、当の心はも開ないいた。

学校な二枚目、スポーも出来て績も良い。



30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:21:15.70ID:wwy4s/vI.net
そんな自分を作り上げるしか自分のアイデンティティを保てず、いつしか、本当は下らない人間だという事がバレる日が来ることを怖れるようになった。



31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:22:14.30ID:wwy4s/vI.net
そんな、俺の内面を見抜いたやつが一人だけいた。そいつの名は、Kとしておく。



32 :名も無き被検774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:23:02.10ID:wwy4s/vI.net
結果、Kとは高校3年間同じクラスで親友にるやつでもある。



34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:25:34.37ID:wwy4s/vI.net
Kは、何というか、俺とは反対の人間だった。

特に努力をしなくても、自然と人が寄ってくる天然物のイケメンだった。



35 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:26:31.09ID:wwy4s/vI.net
ぐいぐい、人の先頭に立ったり、話題の中心になろうとしなくても、みんながKの事を認めていたし、誰隔てなく優しい男だった。

誰もKの悪口を言わなかったし、Kも誰の悪口も言わなかった。



36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:29:17.49ID:wwy4s/vI.net
俺は どちらかといえば、あまり、人に心を開くことが苦手だったし、その割には、どうですか、このハイスペックな俺、みたいな押し付けがましいところがあり、人の嫉妬を買うことも、ままあった。



37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:30:20.23ID:wwy4s/vI.net
そうしないと、下らない人間だという事がバレてしまうという強迫観念みたいなものに縛られていたのだと、今にしてみれば思う。




39 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:31:27.65ID:wwy4s/vI.net
評して言えば、いつも目立っていて、話題の中心になりたがり、ただ それが行き過ぎて相手を疲れさす、そんな感じの人間だったのだと思う。



40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:32:22.29ID:wwy4s/vI.net
その、他人に優しいKは、俺にだけは何故かいやらしい一面を見せた。



42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:35:04.22ID:wwy4s/vI.net
誰にも一目置かれる俺に対して

「本当はおまえ、そんな奴じゃないんだろ?」

と話かけてきた。

つまりは、高校デビューなんだろ?

もちろん、他に誰もいない二人きりの時にだ。



43 :名も被検774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:35:53.41ID:wwy4s/vI.net
も優しくどちえばドジで愛嬌るKにう言われて、呼吸がまりなくい驚いたのいる。

生まれて初めての冷や汗を覚えた俺、軽く否定しながらも、こいつとは良くならイ、とた。



44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:37:36.16ID:wwy4s/vI.net
俺の秘密に気付いたKとは とにかく仲良くならなければ、と何かと気を使いながら、ともあれ、親友アピールをして表面を取り繕った。



45 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:40:24.35ID:wwy4s/vI.net
幸い、校内一二を争うイケメン同士が仲良くつるんでいるという絵面を、周りも望んでるふしもあり、Kもそれに乗っかる形で俺とつるむようになった。

Kは俺以外には外面の良い男だった。



46 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:41:10.95ID:wwy4s/vI.net
そんな風にして、俺とKは両雄並び立つかのごとく、親友のように振る舞っていた。

誰から見ても、そう見えていたと思う。



47 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:42:05.21ID:wwy4s/vI.net
高校2年の時、俺は恋をした。初恋だった。名前は あかねとしておく。

あかねとは2年の時に同じクラスになった。



48 :名も検体774号+@(^o^)/:2017/05/10(水) 02:43:08.41ID:wwy4s/vI.net
はシトカ寿ットでちの眼ていた。

色白で顔の可愛い愛嬌のあ顔立ちだた。

くさん子でないけれど、たまるこつもいを誘、同性の友達が多いタイプだった簿



49 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:44:15.91ID:wwy4s/vI.net
彼女はクラスのなかでも特に男子の人気が高いわけでもなく、美人か?と問われれば、愛嬌はあるよね、という答えが返ってくる、そんな感じの子だった。



50 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:45:34.52ID:wwy4s/vI.net
俺があかねを好きになったきっかけは他愛も無い事だった。



51 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:46:25.13ID:wwy4s/vI.net
俺の高校はランクの低い進学校にありがちな、校則が厳しく、授業も厳しく、成績が悪いと名指しで授業中に罵倒されるような軍隊のような学校だった。

当然、授業中に寝ていたりなんて奴などいないし、余所見することさえ許されなかった。



53 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:47:10.28ID:wwy4s/vI.net
今では多分あり得ない事だろうけれども、入学するときに

「我が校の方針に納得、もしくは、従えない時は自主退学いたします」

といった感じの誓約書にサインをさせられた記憶がある。



54 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:47:49.40ID:wwy4s/vI.net
れ、んな学校だっ教師、授業絶対、課題絶対、嫌なら退学、実際退学させられた(表向き自主退学)奴数人いた。



55 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:48:23.23ID:wwy4s/vI.net
そんな学校における、ある英語の授業の事だった。

あかねが教師に怒鳴られた。

授業中、堂々と窓の外を眺めていたのを咎められたのだ。

教師はもっていた教科書を教卓に叩きつけ、顔を真っ赤にして怒鳴りつけた。



56 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:49:36.27ID:wwy4s/vI.net
「あかね!おまえは授中に何を見とるか!」

クラ中に緊張が走った。

今では考稿れないかも知れな、当時、気で授業中余をしいたとか そな下ない理由で教師が徒をことが ままあったから

もちろん、男女関係



58 :名き被774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:51:40.94ID:wwy4s/vI.net
けれども、あねは臆するでもなく、飄々とした声

「カラスの…」

「なにぃ」と教師。

「校ラスの数を数えてた。」

言ってのけた



59 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:52:36.58ID:wwy4s/vI.net
そのあまりのすっとぼけた声と、思いもよらない返答にクラスは大爆笑した。

普段のあかねのキャラも手伝ったのかも知れない。

教師も呆気に取られたあと、一緒に苦笑いするしかなかった。





>>次のページへ続く


 


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