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5年前、病院で知り合った女の子の話をする

 

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http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1363371966/


1 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:26:06.40 ID:VOWyqJu+0
タイトルはこんなんだが、誰も死なないから安心してくれ。

色々あって誰かに聞いてほしくなった。

聞いてくれるかな?



2 :無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:27:07.26 ID:GmyWCqC50



3 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:28:43.62 ID:VOWyqJu+0
>>2
ありがとう。

書き溜めは途中までだが、とりあえずそこまで頑張る。


5年前、俺はバイク事故に遭った。

夏真っ只中で日差しが強い中を信号待ちしていたときのことだ。

バイクに乗ったことがある人は分かると思うが、バイクで夏の信号待ちしているときの暑さは尋常じゃない。

うなだれながらギアをニュートラルに入れ両手を話した瞬間、突然何かがぶつかってきた。

その瞬間のことは本当に何も覚えてなくて、気づけばクソ熱いアスファルトに横たわっていた。

アドレナリンが出ているからか、痛みはなかった。

それよりも、早く立たなきゃ。という気持ちが先行して頭から血を流しながら必死に立とうとしていた。



4 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:30:37.65 ID:VOWyqJu+0
しかし、思うように足が動かない。

靭帯が見事に切れていた。

生まれたての仔牛のようにもがいているうちに人だかりができていた。

俺を轢いた車を運転していた初老の男性が焦った顔でこちらにやってくる。

「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!?」

大丈夫なわけないだろうと思いながらも、笑って返した。

俺は救急車で運ばれた。


後から聞いた話では、車を運転していた男性は脇見をしてしまい、

信号に気づかず追突してきたとのことだった。


話を聞いたときは腹が立ったが、泣きながら土下座で謝るその男性を見ていると怒りは消えてしまっていた。





5 :名体774号+:2013/03/16(土) 03:31:52.01 ID:VOWyqJu+0
う、大丈殿すから・」

「いえ、私はくあなた命を奪ってしまうところだ当に申し訳ないことをた。何をしても許ことではあませ

んなを言いながら、毎日のように近い値段がしフルーツ盛わせ寿たいものを持ってきた。

べきれないからと言うと雑誌やDVD、ウォークマンきてくれた

退院ら ふんくっやろうと思ていたけど、そんな気もだい薄れていた。

帯をがり断させた俺1ヶ月以上入院すことになった

時大に行っていたが夏休みうこ学もせずに済だ。

大事な学生の夏休み無くしてしまは痛ったが


そんある日のこった



6 :名も無被検774号+:2013/03/16(土) 03:32:22.35 ID:GmyWCqC50
wktk


7 :名も体774号+:2013/03/16(土) 03:33:53.90 ID:VOWyqJu+0
煙草を吸いに喫煙所に行くと、車椅乗った女のいた。

恵梨くした感じで、俺いな、小読んでいた

同じくらい年齢のだったけ、大きい病院だったら特何も宿考えず、すっぇかいいとたのを覚え調てい

かわいいと思いながらも話しかけるな勇気は俺にはなく、も吸いない煙 続け、その子をチチラと見ていた。

立っうに説を閉じ、車椅子をながら喫煙を離った

なんだかく勿体無とをしよもしたが、ったと思いながら俺も所を後に



8 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:35:40.42 ID:VOWyqJu+0
言い忘れていたが、だいぶ長くなりそうだ。

明日用事がある人は寝てくれて構わないぞ。


その翌日。俺は喉が渇いて自販機にジュースを買いに行った。

その病院はソファーがいくつか並んでいるロビーみたいなところに自販機があるんだけど、昨日の女の子が車椅子に乗ったまままた小説を読んでいた。

大学生にもなりながら中二病を再発していた俺は「運命だな。

ていうか、俺のこと待ってるんじゃね?」とか思いながら用もなくロビーでジュースを飲むことにした。

ジュースを飲みながらまたチラチラその子を見ていると、ふいに目が合った。

その子は微笑むわけでも睨むわけでもなく、ただ俺が視界に入っただけというような不思議な目でこちらを見た。

俺はチラチラ見ていたのを見透かされたような気がして恥ずかしくなりながらも軽く会釈をした。


するとその子はニコッと微笑み、また小説を読み出した。

そのニコッに中二病の俺は完全に恋に落ちた。



10 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:37:15.88 ID:VOWyqJu+0
俺は耐え切れなくなり、ついに話しかける決心をした。

「・・・あの・・・」

「はい・・・?」

「・・・えっと、あ、その本おもしろいですよね。僕も大好きです」

話しかけたのはいいが話題を考えてなかったアホの俺はとっさにそんなことを口にした。

「あ、はい・・・」

彼女の読んでいた本は恋愛写真だった。

実際は映画を見たことがあっただけで、そういう小説を一切読まない俺は当然読んだことはない。

「あ、えっと・・・昨日、喫煙所にいましたよね?」

「え?あ〜はい、どうしてですか?」

「いや、昨日も真剣に本を読んでたから、僕と違って頭の良い人なんだなって思って」

だから何だと言われそうな言葉しか思い浮かばなかったが、俺にとっては最高のボケだった。



9 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:36:40.12 ID:B5Oi9avA0
パンツぬいだ


11 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:38:32.31 ID:VOWyqJu+0
>>9
いな。そういう描写はおそらくないぞ。


「ふふ。んなとないですよ」

また、彼コッとんだ


あの良かっら煙いに行きませんか?

っと・・・そうですね、いいですよ」


う言うと彼女は本を、車椅子を動し出した。

も彼女に、車椅子をした。





12 :も無検体774号+:2013/03/16(土) 03:39:12.56 ID:VOWyqJu+0
入り、に話

「あン吸っんだ。僕と一すね

「あんとすね」

そう尿調ば おいくんですか?年近そうですね

「今です高校を卒業したばっかりですよ」

「じゃあタメだ。奇遇〜」

。こんなとこ遇っいうの嫌ですねww」

「あ、そうだ。ここ病院だwww」


初は会まいち盛り上たのを覚ている

コミュ障ではないりのにはハードルぎた。



13 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:40:06.97 ID:VOWyqJu+0
「あ、これってもしかして新手のナンパですか?」

「はい?いやいやいや、そんなんじゃないですってwwwww」

「どうだろう。そうやって色んな女の子に話しかけてるんでしょwww 昨日もここで女の子に話しかけてるの見ましたよww」

「え?なんで知って・・・っていやいや、知らない女の子に話しかけたのなんて初めてですよwww」

「あ〜なんか本当に焦ってないですか?ww」

「ちょwwからかわないでくださいよww」


恵梨香はめちゃくちゃいい子だった。

おかげで予想以上に話が盛り上がった。



15 :名もき被検体774号+:2013/03/16(土) 03:41:02.23 ID:VOWyqJu+0
「あの、お名前てもらえまか?ちなみに1といい

ていいます。

地元はこ辺なんでか?

「いえ、実家は田舎でww 専くために田舎出きたんです。でもこの 車にねられちゃって・・んなるんす」

「僕もそうですよ。ク乗ってた事故に有って・・・ 早歩きたww」

もそますww」

あ、そうだ!もしよかったら退の辺案内しよ!は少し離てまけっここの辺も詳しです

あ〜やっぱりナンパだww」

「いや、だから違すっwww あ、っでもたしかにナンパだww」

「ふ貿。俺んっておもしすねいいすよ、アドレス交換しまょう


こでアドレス交換し

あまにも うまくいきすぎた。



17 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:42:15.94 ID:VOWyqJu+0
>>14
今日は少し冷えるからな。

風邪ひくなよww


それからは、かなり多くの時間を一緒に過ごすようになった。

喫煙所に行く前は必ずメールして一緒に行かないか誘った。

誘われることもあったが、俺が誘うことの方が多かったと思う。

ちなみに、当時未成年だった俺達だが、病院では何も言われなかった。


担当医の人は たばこはダメだよーと言いながらも暗黙の了解てきなところがあって何も言ってこなかった。

余談だが、医者からはタバコは吸わない方がいいけど せめて吸うならアメスピと言われ続けた。

でもアメスピは好きになれない。


一緒に喫煙所に行ったり、待合室で話すうちに彼女のことで分かったことがあった。



16 :名も774号+:2013/03/16(土) 03:42:15.25 ID:GmyWCqC50
ええなー俺もしよかな


18 :名も無き被検体774号+:2013/03/16(土) 03:43:51.86 ID:VOWyqJu+0
>>16
タイミングはあるよ絶対。

盲腸で入院したときはBBAしかいなかった。


まず、彼女はよく笑った。

でも、何というか、微笑みと笑いで かなり境界線がある感じ。

冗談を言って笑ってくれることはあったけど、微笑というか・・・苦笑いではないんだけど、ほんとに微笑んでいる感じ。

自分でも最高のボケをかましたときだけ見せてくれた爆笑は本当に心から笑ってくれている気がした。

普通の人でも微笑みと爆笑の違いはあると思うけど、彼女は人一倍それが際立っていた。


そして、彼女の両親は共働きで他県に住んでいることもあり、なかなかお見舞いに来れていなかったようだ。

友人も大学の友達だけのようで、あまり病院で他の人と会っているところを見なかった。

俺は地元も近かったので ほとんど毎日違う友達がお見舞いに来てくれていた。

恵理香がうらやましいと言ってくれたのを覚えている。





>>次のページへ続く


 


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